耐力要素から柱頭・柱脚の金物を自動選定
柱頭・柱脚の金物を自動選定
平面図から連動したスピードN値計算&金物集計
筋かい&耐力合板の情報から瞬時にN値計算!
地震や台風から住まいを守るためには、十分な筋交いや耐力壁を配置する必要がありますが、それとあわせて柱と壁を接合する金物も適切な金物を設置しないといけません。その金物を選定する方法としては3つの方法があります。
【3つの方法】
1:構造計算によって選定
2:建築基準法の告示(平12建告1460号)の表から選定
3:N値計算による選定
この中のN値計算では、実際に生じる引張力を簡単な計算によって金物選定ができるので、安全かつ無駄のない金物補強が行えます。
B-MOSのN値計算システムでは、平面図に配置した筋違いや耐力合板を読み取って、自動計算&金物判定をするので瞬時に手間なく完了します。筋違いの取り付き方向や配置位置の変更も瞬時に自動計算するので、ホールダウン金物の軽減など省略設計にも利用できます。
B-MOSを使って「N値計算」
N値計算ソフトでは、「長期優良住宅」や「確認申請」の申請に必要な「接合部のチェック」を行い、各柱のN値をチェックすることができます。B-MOS平面図と連動しているので、平面図を作成し耐力情報を設定すれば、直ぐにN値計算のチェック・検討が行えます。
また、N値の計算結果は、専用レイアウトから申請図書用の書類として出力することができます。
マウス操作で部屋や建具などを入力して平面図作成
筋交いや面材耐力壁などの耐力を設定
平面図と耐力情報からN値を自動で計算完了
B-MOSのここが「ポイント」
Point.1
すぐに分かる適合結果
N値計算によって選定された金物の適合結果は、チェックリストとしてひと目で確認することができます。
適合結果には、計算根拠となった計算過程も同時に表示され、不適合箇所は赤く表示されるので、どの柱箇所が不適合かを直ぐに判断でき、図面上で該当箇所を修正することで再チェックすることが容易に行えます。
Point.2
上下階の配置も考慮した計算
B-MOSのN値計算システムでは、1階・2階をそれぞれのN値計算を行い、計算値に応じた接合部金物を自動選定しますが、2階の柱直下に1階の柱がない場合は、その左右にある1階柱が2階柱の引抜力を負担するため、1階・2階のずれた距離で分力で計算して引抜力を加算します。
また、1階の柱よりも2階の柱の引抜力(N値)が大きい場合は、2階の引抜力は1階に伝達することから、1階の柱も2階の柱と同じ金物が選定されるので、より安全な金物算定が行えます。
(※B-MOS Ver18から構造チェッカー、構造図のみ対応)
Point.3
自社の条件にあわせて使用金物を指定
L型・プレート型など施工状況や柱脚は合板対応の金物にするなど、設置条件によって使用する金物を使い分ける場合がありますが、建築CAD「B-MOS」では金物一覧リストで自由に登録(カスタマイズ)することができ、使用する金物をあらかじめ設定することができます。
これにより、より正確で詳細な金物集計を行うことができ、自社の仕様に合わせた効率の良い金物集計を実現します。
Point.4
使用金物の数量を瞬時に集計
N値計算によって選定された金物数量の集計リストを表示します。
必要な金物数量が事前に把握できるので、無駄のない金物の受発注が行えます。また、柱の柱頭柱脚金物の数量だけでなく、筋違い金物の数量も集計されます。